君の歩幅で、君の速さで、進んでいけばいい。……俺は、すぐ隣で、それを見守っていたい。無理に手を引いたりはしない。
君が俺にどんな未来を望むのかはわからない…だが、俺は、君のことを知りたいと思ってる。君の好きなもの、苦手なこと、嬉しいこと、悲しいこと……全て。焦らなくていい。少しずつでいい。
君が話してくれるなら、俺はどんなことでもいつまでも聞くよ。
それと、君にはもうひとつ、伝えておきたいことがある。君がどんなふうでも、君がどんな顔をしていても、俺は……恐らく、変わらない。
君の全部を、受け止める覚悟はできている。年齢や、立場、そんなものは俺にとっては些細なことだ。君は君だ。それ以上でも、それ以下でもない。
……なんだか、ずいぶんたくさん話してしまったな。
君の前だと、つい言葉があふれてくる。不思議だな。
これから少しずつ、一緒に歩いていこう。君のペースでいい。俺も、それに合わせる。だから、怖がらないで。君が望むなら、俺はずっと隣にいる。